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モテる男のスキンケア講座① 顔のセルフケア意識ランク定義
昨今、美容に敏感な男性が増えてきています。現に男性専門のヘアサロン、エステティックサロンなど美容施設も多く見かけるようになりました。
筆者はエステティシャンとして多くの方のお肌の施術を担当してきましたが、男性と女性の肌は異なる点があります。個人差はありますが皮脂量が多く皮膚も女性より厚い傾向にあります。
皮脂の分泌が多いと毛穴の詰まりの原因になりやすく、鼻や頬の皮脂、毛穴を気にされていたり、角質の蓄積からゴワつき、老廃物をため込んでくすんでしまっている男性も多くいらっしゃいました。
女性と違うのは肌質だけではなく、日頃から美容に関して情報収集していたりスキンケアを行っている女性に対して男性は「スキンケアの方法やお肌の知識がよくわからない」という方が殆どです。まずはスキンケアの正しい知識を得て美しい肌へと導きましょう。
基礎化粧品とは
┃洗顔・化粧水・乳液の3種を指す
基礎化粧品とは、基本のお肌のお手入れで使う化粧品のことです。名前の通り毎日のお手入れの「基礎」となる化粧品です。
スキンケアの基礎は「汚れを落とす」、「潤いを与える」、「潤いを閉じ込める」ことです。汚れをきちんと落とさないとニキビやシミの原因になります。乾燥した肌はしわやシミの原因になります。身体が洋服で外部刺激からお肌を守っているようにお顔も何もつけていないと無防備なまま晒してしまってはダメージを受けてしまいます。
ダメージを常に受けた状態だと老化が早まってしまうので基礎化粧品でお肌を守りましょう。
┃洗顔
朝は夜の睡眠中に出た汗や皮脂、スキンケアのべたつきが残っているため洗顔しましょう。
夜は日中の空気に混じった汚れや分泌された皮脂などを洗顔で落としてお肌を清潔な状態にするのが洗顔です。
朝と夜に顔をぬるま湯か常温のお水で濡らして、洗顔フォームを泡立てネットで泡立てて顔を洗います。
たっぷりの泡で指が直接肌に触れないように「泡」で約1分~2分間くるくるとお肌を洗い上げます。
洗顔には固形石鹸、泡タイプ、パウダー、ジェル、フォームタイプがあります。
さっぱりと洗浄力の高めなタイプや保湿成分を配合してしっとりとしたタイプもあります。
固形石鹸は洗浄力が高めな傾向にあります。
┃化粧水
お肌を乾燥から守るのが化粧水の役割です。乾燥が続くとしみ、しわ、たるみの原因になってしまいます。保湿してしっとり潤いを与えます。皮脂が多いタイプはさっぱりタイプの物を、乾燥肌はしっとりタイプがオススメです。
化粧品は水、基礎成分、機能性成分、安定化成分、その他の成分でできています。
簡単に申し上げますと化粧水の機能だけで言うと水とグリセリンです。
また美容成分が入ったタイプも多く出ておりますがこれが「機能」の部分です。
ニキビ、保湿重視やアンチエイジングしたいなど目的別に選びますが
ニキビや毛穴の開き、テカりには収れん系の化粧水をおすすめします。毛穴、肌を引き締める作用がある化粧水です。アルコールが入ったものも多いですが肌が弱い方はアルコール入りは赤みや肌トラブルの原因になりやすいのでおすすめしません。
植物系エキス配合の物など低刺激の物を使いましょう。
┃乳液
乳液は化粧水で保湿した水分を蒸発しないように油分でお肌に膜を張り、閉じ込めるためのものです。基本的に皮脂の多い鼻は避けて顔全体に塗ります。
オイリー肌の方は薄く、乾燥肌の方は多めに塗ります。また目元、口元 の乾燥が多い方や冬場は重ね塗りして乾燥対策をするのがお勧めです。
スペシャルケアとは
┃美容液・パックを指す
美容液、パックは基礎化粧品よりワンランク上のお手入れをしたい方にお勧めのアイテムです。具体的には、特別なイベントがある前日にお肌のお手入れを念入りにしたい時や手間や出費をしても「お肌をもっと綺麗にしたい」と考える方にお勧めです。
また、日焼けをしてしまったり乾燥が強い場所に長時間居てお肌がダメージを受けている時の回復や鎮静にも効果的です。
┃美容液
美容液はお肌の悩み改善を目的としたお手入れアイテムです。化粧水で保水した後のほうが美容成分がより浸透します。
美容液に入っている美容成分は多種多様な成分が在ります。
例えばニキビ、毛穴の悩みだとビタミンCがおすすめです。
しわ、乾燥はプラセンタという胎盤から抽出した成分がおすすめです。
透明感が欲しい場合はアルブチンなど肌の悩みや状態から選んであげることを初心者の方にはお勧めします。
化粧品に詳しい人や筆者はその時の肌状態や季節で使用アイテムを変えていますが、初心者の方は一つのアイテムを朝と夜毎日使い、まずは使い切りましょう。
ローマは一日にして成らず、お肌の変化は3か月~4か月を目途で経過を見ます。
どの美容液を選ぶかは肌質や現在の状況を知って、自分に合ったものを選びましょう。
┃パック
パックは美容成分をシートに浸したものをお肌に乗せて使いますが、お肌にダイレクトに10分乗せることで鎮静効果やよりお肌に成分が大量に浸透します。
10分以上乗せると乾燥してしまうので10分目安の使用が良いです。
スキンケアにおける各ランクの説明
上記項目を踏まえた上で、自分のケアにおけるランクを知りましょう。
今の肌の調子が良くても年齢と共に肌は加齢していきます。
日々のケアで肌の加齢を遅らせる事が出来ます。自分が今しているケアをわかりやすくランク形式にしました。
┃Ðランク
洗顔と化粧水だけ使用している。
洗顔と化粧水だけでスキンケアを終わらせている男性は多いです。
何もしないよりは良いですが現状維持~後退していく状況です。
洗顔後の保湿が化粧水だけでは水分が蒸発してしまいます。お肌に潤いを残すためには乳液やクリームなど油分で補うことをおすすめします。
┃Cランク
基礎化粧品(洗顔、化粧水、乳液orクリームを使用)を使用している。
基礎化粧品を一式使っている方はお肌に充分な潤いを与えているので、美しいお肌を現状維持出来る可能性が高いです。さらにお肌に磨きをかけたい場合はBランクで紹介するスペシャルケアを行いましょう。
┃Bランク
基礎化粧品+スペシャルケア(スクラブ、美容液、パック)を行っている。
スペシャルケアは基礎化粧品を十分に習慣化して使用できている方さらにお肌に磨きをかけるためにおこなうお手入れです。
「無人島にひとつだけアイテムを持って行けるならどれにする?」ともし聞かれたら筆者は美容液を選びます。
スクラブ:塩、砂糖などを使ってお肌の古い角質を除去。
注意点はやりすぎないこと、お肌が薄い人はあまりおすすめしません。
パックは様々なタイプがあります。手軽なのは顔上のシートに美容液が含まれているシートパック、クレイタイプやピールオフタイプなどありますが目的は鎮静です。
お風呂上りに使う場合はますパックから行いその後基礎化粧品を使用します。
┃Aランク
B迄のホームケアを行いプロに定期的なケアもお願いしている。
自分でできることを全て日常的に行い、更に美容の専門家の力を足してお肌に磨きをかけるのがプロケアです。具体的にはクリニックやエステサロン、リラクゼーションサロンに行き施術を受けます。
エステサロンではディープクレンジングを専用の機器で行い、自分では落としきれない汚れを落とし、毛穴洗浄を行い肌質別にマシンやハンドでより美しいお肌へ導きます。
イオン導入では通常のお手入れでは届かない部分まで美容液を浸透させたり、超音波でマクロのマッサージを行いリフトアップを目指したり、リンパマッサージで老廃物を促してむくみをスッキリさせたりとセルフケアでは難しいレベルの結果が出て感動するお客様も多くいらっしゃいました。
私自身、美容クリニックやエステサロンマニアですが、大きく変えたい場合は美容クリニック、自分の本来の力を少しずつ高めたり余分なものを排出するものはエステサロンやリラクゼーションサロンだと思います。
またプロの施術者は自分ではわからなかった部分も見抜いたり気づくことも多いので
セルフケアでは到底わからなかった部分を知れることもメリットです。プロから情報を得られるところも醍醐味ですね。
最近では家庭用の美顔器など自分でできる幅も広がってきていますが
正しい皮膚理論や血液、筋肉などを理解して行うかどうかでパフォーマンスも違いが出ますし、プロが使う機器は威力にも違いがあります。
美容施設を選ぶポイントはアクセス面、設備、メニュー、システムです。
お店の雰囲気や施術者との相性なども加味すると良いでしょう。
「自分を客観視出来る第三者」の存在が、より向上を齎してくれるのだと個人的には思います。
┃Sランク
基礎化粧品、スペシャルケア、プロケアを行っているが費用も労力も十分にかけていて高価なものを使用している。
最高ランクまで行くにはお店やアイテム選びに十分な知識や情報が必要です。
Sランクは最高ランクですが、店選びの選択肢の幅も広くなります。
「費用や労力をかけていて更に十分な結果が伴っている」ことが大切です。。そうすると化粧品セレクトをするための見る目も必要になります。いつかSランクを目指したいと思う方はDランクからひとつひとつの知識をつけて行くととても見る目が養われると思いますが「面倒だし、そこに時間を使っていては仕事に差し支える」という男性が殆どです。限りある時間を美容にばかりかけたいという男性は稀です。
そういう方にはプロに全面的に任せることをお勧めするので、信頼できるプロに出会えることがSランクの要と言えそうです。
まとめ
今回は肌ケアを分類しました。
美肌は一日にして成らず。まずは現状の自分のランクの位置を知る事で足りない所を知り、対策を練ります。継続して続けることが美肌への道です。
世の中には様々なスキンケアの情報が多くありますが、実際にまずは化粧品の香りやテクスチャーを確認して面倒くさがらずに毎日続けてみましょう。
変わってきた周りの方から反応は嬉しいものです。美容=見た目を磨くことです。
綺麗にして何も損はありません。女性も男性も綺麗な方がうれしくないという方はいません。結果を信じてスキンケアライフを楽しみましょう。