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【モテる男性講座その16】女性の前で緊張しない5つの対策|自然体で女性に接するために


「女性といると緊張してしまって、うまく話せない」という人もいるのではないでしょうか。

意中の女性とデートできるのは嬉しくて気分上々のはず。

それなのに緊張してうまく会話できない、デートが盛り上がらないといったシーンは恋愛でもありがちです。

しかし、恋愛は1回きりではなく「少しずつ育むもの」と考えれば、無理に緊張や不安を回避するよりも、むしろリラックスして自然体でいる方が得策だといえます。

 

そんな緊張のメカニズムを科学的に探りながら、緊張しないでナチュラルに女性と過ごせる方法をご紹介します。

人前で緊張する人は約8割


初対面ほど緊張しやすい

 

女性を前にすると「緊張(あがって)しまって、うまく話せない」と感じる人は多いもの。

デートや合コンなどでは男性側がエスコートを求められる場面も多く、なかでも会話はデートのなかでも重要な位置を占めます。

 

コミュニケーションがうまい人はデートを楽しく盛り上げられます。

さらに目の前の女性からの印象も良好になりやすいです。

 

そうはいっても女性との会話が苦手な男性もいます。

初デートともなると何を話していいのか分からず、気まずい沈黙の時間が流れる状況は経験がある男性もいるのではないでしょうか。

 

しかし、緊張するのは自分だけではありません。多くの人が「人前で緊張してしまう」傾向があります。特に初対面では緊張する人が圧倒的に多く、緊張するのが普通だといえます。

 

青山ハッピー研究所(アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所)の「緊張する瞬間」についてのアンケート調査実施によると、20歳以上の男女1579人のうち80%以上の人が「緊張しやすい」と回答しています。とくに人前での話す場面や、初対面の人と話すときほど、緊張する傾向がつよくなるようです。

※資料:グラフの資料は、青山ハッピー研究所(アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所情報発信型ウェブサイト)「【第280回】アンケート結果」(http://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/200904/00280/#sec01a)をもとに作成しています。

 

アンケート結果をみると「とても緊張しやすい(41.2%)」「どちらかといえば緊張しやすい(41.6%)」と、緊張する人の割合が高いのがわかります。

また、人前で緊張してしまう傾向は、若い人ほどつよいとされます。

 

デートだけでなく面接やスピーチなどは「相手から評価される場面」です。プレッシャーにさらされるので、どうしても「緊張」や「あがり」が出てしまいます。

 

慣れた友だちからは「話がおもしろい」と褒められるほど話題も豊富で、会話が得意でも緊張が邪魔して本来のパフォーマンスを発揮しづらいものです。

 

ただ、緊張してしまうのは自分だけではありません。女性を前に(しかも)初デートともなれば緊張するのは自然な反応です。

 

 


参考文献
※有光興記・今田寛 (1999a). 状況と状況認知から見た“あがり”経験―情動経験の特徴による分析― 心理学研究, 70, 30-37.
※山中咲耶「“あがり”発生メカニズムの検討 : 認知課題のパフォーマンスに着目して」名古屋大学博士(心理学)論文, 甲第10557号, 2014
※高野建文・城仁士「自己効力感と競技不安から見た競技パフォーマンスの心理モデル」神戸大学発達科学部研究紀要13, p71~78, 2005
※敦賀麻理子・鈴木直人「面接試験場面における“あがり”の心理的反応と精神生理学的反応の関係」日本健康心理学研究21, p47~54, 200
※大平英樹・丹治哲雄「社会的促進における媒介要因としての生理的覚醒水準」心理学研究62, p369~372, 199

 

 

 

緊張の改善策を科学的に考える


緊張のメカニズム

 

なぜ「緊張したり」「あがったり」してしまうのでしょうか?

 

意中の女性と過ごせるのは、本来は嬉しいはず。それなのに自分のパフォーマンスを邪魔してしまうのは不思議な心身の反応です。

 

今のところ緊張・あがりのメカニズムはわかっていません。さまざまな学術的な研究がされていますが、緊張・あがりのメカニズムは「身体・精神が複雑に関係し合っている反応」なので、解明が難しいのです。

 

緊張する場面に会うと血液中のノルアドレナリンが上昇します。ノルアドレナリンは神経に情報を伝える伝達物質。覚醒や興奮に関係する物質です。緊張を感じるとノルアドレナリンが分泌され、自律神経の交感神経という神経が活発にはたらきます。

交感神経は戦いの神経といわれていて、動物が毛を逆立てて臨戦態勢にスイッチが切り替わった状態です。交感神経が興奮すると心拍数や体温、血圧が急上昇してドキドキしたり、汗をかいたりします。顔が赤くなったり、表情や身体が硬くなる人もいます。

初対面の女性と一緒にいるとき、表情が硬く無口になってしまうと相手からの評価が下がる可能性は否めません。ですが緊張するのは誰でもおこる正常反応です。

 

「体質の問題」とか「精神的によわい」といった、ありがちな精神論で片づけてしまうことより、緊張・あがりを改善するには科学的な視点から改善法を実践するのがよいといわれます。自己流で緊張しやすさを改善するのではなく、科学的・戦略的に改善策に取り組む必要があります。

 

緊張の原因は「不安」と「他人への意識」の2つ


失敗に対する不安

 

「緊張したり」「あがってしまったり」する原因は大きく2つあると考えられています。

 

1つは「失敗に対する不安」です。

本番で失敗したくないと思うのは誰でも同じ。「結果がわるかったら・・・」や、「失敗が怖い」など、失敗に対して不安がつよいと緊張しやすくなります。

不安と緊張・あがりは心理学的にも関わりが深いと考えられ、不安と緊張・あがりは相関する関係を示す関連研究もたくさんあります。

 


参考文献
※麓信義・山地啓司・金子龍一 「いわゆる『あがり』の認識に関する意識調査と性格」弘前大学教育学部紀68, p93~104, 1992
※麓信義・成田和香子「陸上競技におけるあがりの意識と性格」スポーツ心理学研究11, p66~68, 1984

他人への意識

 

緊張・あがりの原因の2つ目が「他人への意識」。

緊張しやすい人は「まわりの人を過剰に意識しすぎる」傾向があるといわれます。ここに関係しているのが自己意識です。

 

自己意識は「自己意識がつよい」とか「自意過剰」と表現されますが、厳密にいえば「他人の評価を気にして、自分に注意を向ける傾向」の意味です。

 

心理学の分野では自己意識をさらに詳しく「公的自己意識」と「私的自己意識」の2つに分けています。

 

公的自己意識とは「自分が他人にどう評価されているか」に意識を向けるものです。例えば人に好印象を与えようと気遣いをしたり、 周囲の人が自分についてどう思っているのか気にするという意識です。

 

私的自己意識とは「他人には理解できない自分の内面に注意を向ける」意識です。具体的には自分の行動を振り返ったり、自分の感情に注意を向ける意識をいいます。

 

「公的自己意識」は周囲と自分を比較する行動で、「私的自己意識」は自分自身の内面を掘り下げる哲学的な行為とイメージすると理解しやすいかもしれません。

 

緊張・あがりに関する心理学の研究では、公的自己意識(他人への意識)が高い人は緊張しやすく、逆に私的自己意識が高い人は緊張しにくいといわれます。つまり他人からの評価に注意が向きすぎると、緊張しやすくなるということです。

 

それに対して私的自己意識が高い人は、意識が自分に集中する傾向があるので「自分の世界に入り込みやすく」緊張しにくいといいます。

 

スポーツ選手で例えると公的自己意識がつよい人は、チームメイトや監督やファンなど、周囲の評価を気にしすぎて緊張しやすくなります。結果としてパフォーマンスが落ちる可能性もあります。

私的自己意識が高い人は「無我夢中でプレーに集中できる」傾向がつよく試合で良好な成績を残す場合が多いといわれます。周囲の視線を感じずに競技と向き合えるからでしょう。

 

同じ自己意識でも「公的自己意識」と「私的自己意識」は性質が違います。また、人によっても「公的自己意識」と「私的自己意識」のバランスが違いますし、「公的自己意識」がつよくなる場面もあれば、「私的自己意識」が高まりやすいシーンもあります。

1ついえるのは「私的自己意識が高まれば、緊張を抑えやすくなる」ということです。

 

緊張しない自分になれる5つの効果技


①自分を無理によくみせようとしない

 

女性の前で緊張してしまう理由は、相手に対して自分をよくみせようと無理する気持ちがあるからです。無理に自分の評価を高くしても、見栄を張った状態は長く続きません。

 

もちろん好きな人の前で頑張る気持ちは大切ですが、無理に自分を「よくみせよう」としても、かえって行動が不自然になってしまいがちです。

 

それよりも自然体の自分をみてもらって、本来の自分に好意を抱いてくれればベストです。そうすれば緊張も和らいでくるはずです。

 

②好きな人の気持ちを気にしすぎない

 

相手への思いやり・心配りは大切ですが、相手の気持ちを気にしすぎないのも緊張対策のポイントです。

相手の反応に敏感になりすぎると、空気をよむというよりも妄想に近いものになりかねません。

 

相手の気持ちを気にしすぎるのはほどほどにして、自分自身もリラックスできているか意識してみてください。

自分がナチュラルでいれるほど、相手も自然に会話を楽しんだり、食事を味わったりできるかもしれません。

 

 

③イメージトレーニングをする

 

緊張に対して事前にイメージトレーニングするのは効果的な方法といえます。

 

スポーツの分野でも緊張対策として試合前のイメージトレーニングが推奨されています。

イメージトレーニングはメンタルを強化する効果や、リスク回避・対応力が身につくのでビジネスの交渉・プレゼンなどにも応用されています。

 

デートに応用するときには、女性の前でリラックスして上手に相手をエスコートしながら会話している自分をイメージします。

簡単にいえば、理想にしている成功場面を想像するということです。

 

イメージトレーニングするときには、以下の2点に注意してみてください。

 

その場面を具体的にイメージする
シチュエーションや相手の反応など、細かくイメージします。自分がどんな服を着ていて、「いつ」「どこで」「どんなことを」するのかを考えるのがポイントです。

自分が何を話し、それに対して相手はどんな反応をするのか、相手は何を話してくるか、など具体的にデートの場面をイメージします。本番がイメージ通りになるか・ならないかは問題ではありません。事前に本番を想定しておいて緊張・不安を和らげることが重要です。

 

感情をイメージする
①のステップで具体的なシーンを想像したら、さらに一歩踏み込んでイメージを膨らませます。実際に成功をした場合での感情をイメージします。

例えば、自分が話した言葉で相手が笑ってくれたり、いい反応を示したときの嬉しい感情や、ほっとする感情を思い描きながらイメージします。

2つのステップをくり返していくうちに、緊張が少しずつ和らいできます。

 

 

④デートに対して過剰に期待しない

 

とくに初対面の女性とデートするとき、1回目の出会いに対して過剰な期待はしないでおきましょう。過剰に期待しすぎるのは緊張のもとです。

 

期待しすぎてしまうと想定したとおりの結果が得られず、デート中に慌ててしまったり、焦りやすくなります。恋愛関係は一気に進むよりも、ゆっくりと深まっていく場合が多いです。

 

デート中に絶体絶命という取り返しのつかない失敗は少なく、デートを重ねるなかで楽しい時間もそうでない時間も相手と共有する場合がほとんど。

そう考えれば自分自身の失敗に対しても許してあげられます。自分の失敗に優しくなれれば、緊張も和らいできます。

 

 

⑤沈黙を楽しむ!くらいの余裕が大事

 

会話に沈黙があると、間を埋めようと焦る人もいるでしょう。

 

無理に沈黙を埋めようとするのは、緊張につながる原因のひとつです。

 
「沈黙」=「つまらない」「盛り上がっていない」というのではなく、沈黙も「会話のひとつ」です。

 

歩いているときにみえる景色などから会話が生まれたり、広がったりする場合もあります。

ひっきりなしに話し続けているよりも、沈黙を楽しむくらいがお互いに楽しい時間を過ごせる場合もあります。

 

沈黙したからといって焦るより、のんびり時間を過ごした方が安心感や「一緒に居ると落ち着く」と評価されるケースもあるでしょう。

 

まとめ


女性といるときの緊張・あがりは、「つまらない」「盛り上がりがない」といった評価につながるのでは?と不安になりやすいもの。

ですが、誰でも少なからず緊張していますし、相手の女性も緊張している可能性は十分にあります。

女性に対する緊張や不安の多くは時間の経過に合わせて減ってきます。
むしろ緊張やドキドキ感というのは、恋愛の初期だけに味わえる貴重な経験です。そう考えれば緊張や不安はむしろ楽しむべきものかもしれません。

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