会話とは相手を乗せていく事が大事です。
乗せていけば、自然と相手からの発言も増え、会話が円滑に進みます。
では、どの様に乗せていくべきか。
よくある失敗例としては、質問⇒回答、質問⇒回答を繰り返していく内に内容がなくなり、静かになるパターンです。
これは会話の導入から間違えているケースが多いです。
会話には縦軸と横軸が存在します。
横軸は話題の数で、縦軸はその会話の深さ(盛り上がり度)です。
例、
男「先週末何してた?」
女「ヨガに行ってたよ。」
男「ヨガやってるんだ!ヨガって○○なんだよね。」
女「~~」
などなど、会話を「ヨガ」一本にしてしまっている為、その後の会話はヨガ一本に絞られます。ヨガに関しての知識や体験があれば、会話が盛り上がるかもしれませんが、無いと厳しいです。
では、横軸を意識した会話例
まず、導入においては話題に含みを持たせておきましょう。
男「先週末何してた?」
女「ヨガに行ってたよ。」
男「へーヨガやってるんだ!何かカッコいいね(笑)。どこでやってるの?」
女「中目黒の〇〇の近く」
と、例えば場所を会話の一部に入れておく事によって「ヨガ」と「中目黒」の二つが広げていけるワードになります。
「ヨガ」に詰まっても、「中目黒」を自然に話題に入れていけます。
大事なのは、会話に関連付けた横軸の選択肢を常に残しておく事です。
そして、縦方向に引っ張れそうな話題は深堀し、厳しかったら関連ある横軸を意識して試していく作業が大事です。
注意点としては、横軸の数は会話の盛り上がり度をみて調節していくものです。横軸が多ければ会話のバリエーションを幅広く展開出来ますが、多過ぎると今度は縦軸を展開しずらくなります。